「どうせ売るのだから部屋のメンテナンスなんてしません!」と断言する売り主もいると不動産会社の担当の方に聞いたことがあります。
どうせ売るのだから、部屋の掃除は買主がやれ!という考え方ですね。
しかし、私が2度のマンション売却で不動産会社の担当の方と話をしながら感じたことは、結局買主のことを全く考えていない独りよがりの考え方を持っている限り、なかなか思うように売れないということです。
マンション売却には、必ず内覧があります。
何千万円もする買い物をするのに、ものを見ないなんてありえないからです。
数百万円の車を買うときだって、実物を見に行きますよね。
新車ならともかく、中古車を買うのだったら、絶対に実物を見て、車の傷や車の内部の状況などチェックしないで買うなんてことはしないと思います。
数万円のブランドものを中古で買うときだって、ちゃんとチェックしてから買いますよね。
数千万円のマンションを購入しようというのですから、絶対に内覧希望というのはあります。
この記事では、マンションの内覧の際、売り主が気をつけるべき点・コツについてお伝えします。
マンション売却時の内覧の3つのコツ
1.部屋のメンテナンスをしておく。特に台所、水回りの掃除は特にきれいに維持されているように見せる
売主が愛情を持って使っていない部屋は、買主にすぐに見破られます。
これは、自分のマンションを再度中古で購入するときに感じたことです。
中古の車だって、雨が降ったら社員総動員で車をピカピカに磨くらしいですよ。
確かに、ピカピカじゃない中古車は買いたいという気持ちが薄れてしまいますよね。
マンションは車よりさらに10倍以上する商品です。
きれいじゃない部屋は買う気を減退させると思います。
2.この部屋は汚いから見ないで下さい!は完全にNG!!
この部屋は子供部屋で汚いので見せたくないとか、お風呂は汚いから見せたくないとか、ベランダは洗濯物が干してあるから見ないでとか・・・その他諸々見せたくないという売り主がいるそうです。
買主から見たら、この部屋が見れない!なんてありえません。
買主は、この部屋はこのように使おう!とか、お風呂はどんな感じなのだろう?って自分が将来この部屋に住むのなら!?という想像をめぐらしながら、部屋を見ています。
何度も繰り返しますが、買主は数千万円のマンションを買おうか迷っているのです。
周りには同じような条件のマンションはあります。
そのような中で、部屋の一部が見れなかった!というのは、このマンションを買おう!という思いが損なわれるのは間違いないと思います。
マンションという数千万円の商品を売るのですから、ここに住みたい!と思ってもらえるようにメンテナンスはしておきたいものです。
3.この日は都合が悪いはNG!
この日は、○○だから別の日にして下さい!とか夜は内覧NG!とか気持ちはわかりますが、できるだけ早くマンションを売りたいと思っているなら、内覧希望はすべて受ける!くらいの気持ちが大切だと思います。
心の中では、「このマンションが欲しいならまた別の日に来てくれればいい」という気持ちがあります。
しかし、私の経験では、一度内覧を断った買主は、二度と内覧希望をしてきません。
よほど良いマンションか、値段設定が安いマンションであれば、もしかしたら再度内覧希望をだす買主もいると思いますが、そうじゃなければ、内覧希望を断ると、それだけマンションの早期売却に水を指すことになります。
よく新築マンションを売るために、来場者に先着100名様に〇〇プレゼントとかチラシを見かけます。
新築でも、マンションを見てもらうのに、そうやって来場を促しているのです。
中古のマンションでも、内覧希望を断るとか、急なドタキャンなどしないようにすべきです。
断言します!内覧なしにマンションは絶対に売れない!!と。
機会損失をしないようにすべきですね。
【まとめ】マンション売却時の内覧の3つのコツ
マンション売却に必要な内覧時の心構え、コツについて記載しました。
数千万円もするマンションという商品を売るというのは、とても難しいことです。
マンションの売却をするにあたり、一言で、内覧時のコツを申し上げるとすると、以下のようになると思っています。
この気持ちでマンションの売却に望めば、なんとかなると思っております。
少なくとも私はそうだったので。
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